実録・A(B)型ベビーカーの選び方【アップリカSTICK(スティック)2014&マジカルエアー】【失敗談と考察】
ベビーカー購入というイベントは、出産を控えるもしくは迎えた家庭で必ず通る道です。我が家での選び方とレビューを記録します。
結論から申し上げると、我が家は生後1ヶ月の時に買ったA(B両用)型で失敗し、別のベビーカーを買いました。
買い換えてよかったのですが、2代目の方もすごく満足しているというほどでは…
私が買ったベビーカー
- 初代:アップリカ STICK2014モデル 48,600円
- 2代目:アップリカ マジカルエアー AD 23,000円
- 失敗考察①:誰も教えてくれなかったけど、座面は大事
買い直しを決めた1番の理由はこれです。誰も教えてくれない、というと語弊がありますが、ベビーカーの選び方をかなり調べて、座面の縦幅が検討要素に含まれているところは見つけられませんでした。
寝ているだけの新生児期はまったく気にしていませんでしたが、座って乗るようになってからは、座面が狭い+ガードがないと子供が座面からずり落ちてしまいベルトが食い込んでいることがしょっちゅう。座り直させないといけなくなりました。これに耐えられず、1歳9ヶ月の時に2台目を購入しました。子どもが寝ている期間はとても短いので、長く使えるものを買うのであれば1歳以降に使うイメージをメインに選ぶのが良いと思います。
- 失敗考察②:中途半端なものより、強い特徴を持つものに振り切る
色々調べすぎて、「重さも取り回しもデザインも大事!だから間を取ろう」と思ってしまったのが間違いでした。
重さは3kgでも10kg超でもない7kg、車輪も小さくはないけどバカでかくはない、デザインも海外製のものほどではないけどそこそこいい感じ…
それが、まさにSTICKでした。
個人的な見解ですが、「他は全部気にいらないけどとにかく軽い!」「使うのは地獄、でもデザインがほんと最高」の方がまだ納得がいくような気がします。
そしてベビーカー界において、オシャレと扱いやすさはしばしば反比例します。デザインをあきらめられないなら多少使いにくいのはいたしかたないのかしら、と感じた次第です。
- 失敗考察③:「他の人とかぶらない」は自己顕示以外に実効性あり
上記とちがい、STICKの方が良かった点です。
1台目のSTICKは、街で他の人とかぶることがほぼありませんでしたが、2台目はまぁかぶるかぶる。動物園に行ったら、5台連続で同じベビーカーが並んでいたこともありました。
ディズニーランドやプレイパークなど、ベビーカー置場に置かなければならない状況は意外にあります。その際、たくさん同じものがあると非常に探しにくいです。最悪、他の人に間違えて乗っていかれてしまいます。目立つおもちゃをぶらさげたり、カバーを変えたりしない限り、探すのに手間取ります。
やはり扱いやすいベビーカーはえらいもんで使っている人が多いです。多少でもおしゃれだと思われたいという浅はかな気持ちでかぶらないことを喜んでいましたが、こんな利点もあると気付きました。
ベビーカーあるあるの考察
ここからは、雑なリサーチ過程で出会った説を軸に見解を加えます。
ちなみにうちの環境は
- 23区内在住
- 最寄り駅、自宅にはエレベーターあり
- 坂が多い場所に住んでいる
- 主な交通手段は電車&バス
- 買い物量は少ない〜普通程度
- 車に積むことはまれ
です。
説に対する見解①:「軽ければ軽いほど良い説」はすごい
コンビのメチャカルハンディに代表される、とにかく軽いベビーカーが良いという説です。
ベビーカーの重量はどれほど軽くても3kg程度。子供が乗った状態だと0歳児でも8kgほどになります。荷物を乗せた場合、更に重い。電車やバスなどで担ぐことを考えると、10kg近いベビーカーはまさに地獄です。
正直、購入前は「ハン、このシティガールがベビーカーを担ぐ機会なんてそんなにないに決まってる!押して歩くんだからとにかく走行性とデザインじゃーい!」と、この説はほぼ無視していました。
ナメてましたすみません。今となって思えば、軽いにこしたことはないです。乗ったまま担ぐ機会は確かに少ないですが、1歳を過ぎて歩き出すと、ベビーカーがあるのに乗ってくれないという状況がしばしば出てきます。その時には子供の手を引いてベビーカーを担いで階段を登ったりバスに乗ったりするので、本体が重いとかなりつらい。
欠点として、
・道路で段差にひっかかりやすい
という点がよく挙げられます。実際すごくめんどいです。が、これは多少重くなったところでさして変わりません。ちゃんと安定走行を求めるなら、10kg以上の横綱級になります。
説に対する見解②:「安定する三輪がおすすめ説」は確かにいいけど失うものが大きい
1番よく見かける3輪タイプはエアバギーです。3輪はおしゃれに見える上、車輪が大きく取り回しがしやすいという利点があります。
道路で段差にいちいちひっかかるのはものすごくストレスフルです。確かに2台目の軽くて車輪が小さいベビーカーは、この程度でダメなの⁉︎というレベルの段差がクリアできません。繊細です。
あとは揺れが少なく赤ちゃんにとっては堅牢な方が良いみたいな意見が最近トレンドだそうで、海外では皆子どものことを考えてるから重いベビーカーなのよ、なんて言われることもありますが、日本のベビーカーもその辺はもちろん研究しとると思うのですが…
やはり懸念はクソ重いという点。移動はどこでも車という方なら別ですが、電車でエレベーターがない駅に行こうものなら一発アウトです。都内にも結構あります。
説に対する見解③:「フロントガードあった方が良い説」座面の狭さをフォローできる
フロントガードやフロントバーと呼ばれる、赤ちゃんがつかまる部分。B型ベビーカーや、A型でもバギータイプの形状だとないことも多いです。
あると赤ちゃんがつかまれる、足をガードの上に乗せてリラックス出来る等、効果は諸説あります。一方で、安全ベルトをするのでそもそも手が届かないしガードの役割もあまり果たしていないので不要、降ろす時にいちいち取り外すのが面倒という見解もブログ等でよく見かけました。
うちに限っていうと、A型でフロントガードがないものを買って後悔しました。子供の尻がズレて安全ベルトが股上に食い込み、しょっちゅう宙吊りの西城秀樹状態になるのは、座面が狭い且つフロントガードがなかったからだと結論づけています。フロントガードがあると、座面が狭くてもガードを持って前傾姿勢で座るようになり、ずり落ちることはありません。基本座面がとても広いというベビーカーはサイズの関係上ほとんどないので、そういう意味ではあったほうがいいと個人的には思います。
以上をふまえ、次回は「次買うとすればどれを選ぶか」を記録したいと思います。